この前行った八丈島の写真が出来上がってきた。

八丈島に行った目的は休暇だけれど、
もう少し具体的に言うなら「海に潜りたかったから」とも言える。

元々八丈島は、釣り、スキューバ、サーフィン、そしてツーリングなどの観光が人気なのだそうです。ツーリング目的で行く場合は東海汽船にバイクを載せて行き、島を自分のバイクで走り回ると言う楽しみ方が一般的。天候が良ければ一日で島一周できる。

さて、僕がやったのはスキューバーではなく、正確には・・というか、大雑把に言ってもそれはスキューバダイビングではなく、「シュノーケリング」なのだが、そういったものでも充分楽しむ事が出来た。
水中用の馬鹿○ョンカメラを買って撮影にも挑戦したのだけれど、そもそもスキューバではなく、ただのシュノーケリングなので、深く潜る事すらままならず、撮影は困難を極めた。
持ち前の冒険心からか、ただのシュノーケリングにしては沖の方へ行ってしまい、かなり焦って戻ると言う一幕もあった。感動したのは、ただのシュノーケリングにもかかわらずかなり沖へ出たおかげか、野生のウミガメに遭遇した事。そしてエイを追いかけ、様々な南洋魚を直に観察できたのは本当に感動モノであった。
しかし、初め海に潜って磯周辺を泳ぐ小さなスズメダイやチョウチョウウオなどに感動して写真を取り巻くってしまった為に、ウミガメやエイに遭遇した時には既にフィルムが残っていなかったと言う失態を犯してしまった。しかも出来上がった写真を見ても、そもそも水中で自分の体を一定方向に維持しておく事すら大変な中で撮った写真だけあって、殆ど何をとったのかわからないような作品ばかり・・。
プロの水中カメラマンの大変さが少し分かったような気がした。
hatijoujimanouminonaka.jpg
下の写真をよく見ると長細い魚が写っているのがお分かりだろうか?僕はこの魚が「ダツ」という恐い魚なのではないかと思い、(ライトに突進してきて体に刺さり、たまに死者が出る。)この魚が出て来る度に引き返していた。でも、結局この魚はダツではなく、ただのサヨリだったかもしれない。ヘタレすぎる・・・orz

とにかくこの魚だけいつも決まって水面を群れで泳いでいた為、凄く不気味で恐かった。

その他にも、ナンヨウブダイとか凄く大きくて迫力があったです。泳いでいたら野生の亀とバッタリ出くわすなんて体験は生まれて初めてで、本当に良い思い出になりました。
他の海に潜った事がないから分からないけど、この辺りの海は出てくる魚がいちいち南方系のいわゆる熱帯魚で、とても綺麗だったし、なんかいかにも観光ダイブって気分を味わう事ができました。

nizadai.jpgけれども、結局一番雰囲気があって良かったのが、意外にもこの二ザダイの群れでした。写真では分かりにくいかもしれないけれど、この魚は一匹が40センチくらいあって、水の中では尚大きく見え、それが群れを成して泳いでいる中に入ると、本当になんだか恐いような何ともいえない気分になったのでした。二ザダイは独特の泥臭さなどがあり、あまり食べる人はおらず、そして尻尾の所に鋭利な棘があるため釣り人から嫌われる「外道」だが、こうして水中で眺めるとなかなかどうして良かったです。

hatijoujima.jpg

左下の写真、
針山地獄を登らされている地獄の住人達・・・ではなく、アロエ畑の中に入ってアロエの間にある雑草か何かを取っている作業員達。・・・大変な仕事だね・・。
血だらけになりそうだ・・・。
また、今回滞在中は八丈富士には終始雲がかかり、その頂は見えなかった。
左上の写真が一番晴れた時に撮ったもの。

今回の旅行は最終日に近くなるに従い天候が悪くなり、最後は台風に追いかけられるような格好で帰ってきたわけだが、滞在中はさほど雨の影響は受けなかったのが幸いだった。滞在期間中、予めチェックしていた天気予報では、5日間とも雨!という予報で、もうしょうがないからそれなりの覚悟をしていったのだけど、その様な事はなかった。どうやら僕は晴れ男らしい。
5日間のうち3日間は八丈島名物「満天の星空」を拝む事もできた。

また行きたいと強く思ったが、もうしばらくは行く事はないだろう・・。
さようなら。鳥も通わぬ絶海の孤島、八丈島・・・。hikoutyuunotubasa.jpg

ー追記ー

八丈島というと流刑の地というイメージが強いが、実際にこの島に島流しにされた宇喜田秀家という殿様は、この島で手厚い歓迎を受け、結構いい暮らしをしていたみたい。言うほど悪いものではなかったという記述が歴史の文献にも残っているようだ。
他にもいろいろな事があって書きたい事はたくさんあるが、今回はこれくらいにしておこうと思う。

それにしても今回は特に酷い写真のオンパレードだな・・・。orz