えんたんぬ哲学の道

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プラネットライカ

ウィリアム・ブレイクの詩をポエティックに映像化。

画家であり銅版画職人でもあったイギリスの詩人ウィリアム・ブレイクの詩を物憂げなCGアニメで映像化した作品を見つけたので紹介しておきます。
ウィリアム・ブレイクはPS2のゲーム「プラネットライカ」の中でよく印象深く引用されていたので思い入れがあった。

London - William Blake

London - William Blake from Sherbet on Vimeo.



非常に退廃的というか、どこか絶望的で寂しげな雰囲気を醸しだすブレイクの詩。
イギリスの中原中也といったところか・・?
以下の詩集は僕も持っていてお奨めです。
↓↓
ブレイク詩集―無心の歌、経験の歌、天国と地獄との結婚 (平凡社ライブラリー)
ブレイク詩集―無心の歌、経験の歌、天国と地獄との結婚 (平凡社ライブラリー)
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今日の一言 135

俺はあんたが嫌いだ・・・
初めて会う奴なのにな・・・

PSソフト、「プラネットライカ」」登場人物の台詞より

今日の一言 134

俺はゴールドマン、誰よりも強い!
俺に刃向うなど、もってのほかだ

PSソフト、「プラネットライカ」」登場人物の台詞より

ガタリメール

ガタリ

ここで君にある男の話をしよう…


暗闇の中を何時間もさまよい歩く男がいた。
さんざん迷った挙げ句、
彼はようやくひとつの道標を見つけ、
そばに駆け寄った。
すると道標は男に問いかけた。
自分は見ての通りの道標だが、
では一体何を指し示しているのかと。
男はしばらく考えた後、運命と答えた。
それを聞いた道標は何も言わずに
姿を消した。

やがて男の歩く道は険しい坂となり、
男は息を切らしながら登った。

しばらくすると、なぜか道がなくなり、
両足がむなしく宙を蹴っている。
宙に浮き、逆さまになった男の目に
映ったもの、それは遥か眼下に見える
一本の白い道だった。

その道を自分とうりふたつの男が
とぼとぼと背を丸めて歩いている。
白い道は男の歩くすぐ先で
断崖に切り落とされている。
しかし眼下の男は歩き続け、
ついに最後の一歩を踏み出してしまった。
暗黒に吸い込まれる男の姿を追うことなど
もはやできない。

さて、君なら道標の問いかけに
なんと答えるかね?…どうだね?

聞こえない、聞こえないな。
怯えた声でささやいても、
私には何も聞こえない。

通訊完畢

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今日の一言 108

ここいらでクンクン嗅ぎ回ってるのはオマエかァッ!?

ミスターチェン(ゲーム「クーロンズゲート」より)

http://www.sonymusic.co.jp/Amusement/kowloonet/menu/movie/wk3.html

 

妄想が宙を舞っている

1db4502d.gif

ネタに困ったらクーロンズゲートのガイドブック、
というのがこのブログのお決まりのパターンの様になってしまっているが、まぁ、今回もクーロンネタ。
でもクーロンズゲートを知らない人でも唸ってしまう様な言葉だと思う。
この本は10年も前に刊行されたものだけど、
今日のネット事情を予見、言い表しているかのようだ。

10年前と言えば僕が専門学校に通っていた時代。
「これからはインターネットと言う物が普及していくだろう」
っと、未来系で語られていた時代である。
(一部普及はしていましたが、一般的ではなかった。)

以下、公式ガイドブック抜粋。


妄想が宙を舞っている
多くの人が発信者とならなければならないような
強迫観念に追い詰められる状況によって、取るに足らない妄想までも、
無理矢理搾り出すようにネットワークに乗せる。

また、何かを喋っていなければ落ち着かないような人が、
会話の流れの本質を無視したまま、言葉だけを単に数珠繋ぎに放出する。

妄想が宙を舞うという状況は、実に今日的な状況とは言えないだろうか?

そうして流出した妄想と言葉は、
無防備な意識を侵食する。

押し寄せる妄想と言葉は、邪気と同等の危険性を孕む       


2011-12-6更新
3.11の東北自身のとき、聴覚障害者の人がtwitterのタイムラインを見ていて、
生まれて初めて「うるさい!」と言う感覚がわかったそうだ。


また、そんな状況にある時、人はどのように考え、行動したら良いのか?
次の様な言葉も見つけた。


一貫性の無さこそ、心の迷い、隙となる。
自分の嗜好や、思考の求める方向性を見つめた事の無い者、
状況に踊り、周囲に動かされる物、迷いすら感じずに迷う者。

隙だらけの心。

一貫性を持つ者は、その方向性に対する好き嫌いで対応できる。
だが、一貫性を持たない者は、好き嫌いを判ずることすらできない。

 

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