えんたんぬ哲学の道

           暮らしの中の哲学と面白ネタ集め                                    注意

小説

今日の一言 406

それをやりにおれが生まれてきた。そのことだけを考えればよい。

ヘミングウェイ




老人と海 (新潮文庫)
老人と海 (新潮文庫)

今日の一言 397

人生を安売りする者に、人生はそれ以上の見返りをしない!

「蟹工船」より



蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
蟹工船・党生活者 (新潮文庫)
クチコミを見る

今日の一言 389

執筆は夜中に運転するようなものだ。
ヘッドライトの届くところしか見えないが、それでも目的地にたどり着くことができる。

E・L・ドクトロウ


文章は写経のように書くのがいい
文章は写経のように書くのがいい
クチコミを見る

今日の一言 388

書くということに特別なことは何もない。
ただタイプライターの前に座って血を流すだけだ

アーネスト・ヘミングウェイ



ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)
ベストセラー小説の書き方 (朝日文庫)
クチコミを見る

最近読んだ本の紹介 8  安部公房「砂の女」

砂の女 (新潮文庫)
砂の女 (新潮文庫)
クチコミを見る

ちょっと前になるけど、安部公房の「砂の女」を読みました。

このお話はそのストーリーそのままの事を書いているのではなく、
社会の仕組みや、田舎の社会、その他、いろんな事をメタファとして書いてあるのであって、読みながらいろいろと考えさせられる。

内容は、この著者独特の気持ち悪い世界観があるのだけれど、
その気持ち悪い世界観も含め、この著者の独特の感性を感じずには居れませんでした。

江戸川乱歩の不気味さと似ているけど、もっと精神的な部分での異様さや、メタファが良い。

何かを・・・、
例えば社会の仕組みやその中での言葉にならない憤り等を、
メタファと言う形で表現しているという部分が、特に3月7日生まれの人独特の表現方法のように感じていました。

主人公が、ある穴にはまってから、
そこから抜け出せない様子が苛立たしく、かつ、共感できない部分もあるのだが、
この話はあくまでもメタファなのであって、
”何故かその状況から抜け出せない”と言う事も、
この話の重要な要素の一つなのだ。

読後感はヒジョ〜に気持ち悪くて最悪なのだが、
良著と言えよう。

実際、この小説は海外でも高い評価を受け、
世界的に知られることとなった作品である。

砂の女 特別版 [DVD]
砂の女 特別版 [DVD]
クチコミを見る


砂の女 英文版―The Woman in the Dunes
砂の女 英文版―The Woman in the Dunes
クチコミを見る


箱男 (新潮文庫)
箱男 (新潮文庫)
クチコミを見る



過去記事一覧
profile
ブログ内検索
今日の一言
やらないのなら受け入れろ。

anonymous作者不詳

総集編
管理人が最近覚えた言葉
ブラフ bluff

虚勢。はったり。特にポーカーなどで、手の内が強そうに見せかけること。
「―をかける」

の意

総集編
管理人が作った造語
胴ミソ

内臓のこと。内臓全体を指して。

総集編
Archives
カテゴリー別
メール

リンクバナー


QRコード
QRコード
PR