私の大きな才能、私をもっとも特徴づけているもの、
それはすべてがはっきりみえることである。
ナポレオン・ボナパルト
ゾウの時間 ネズミの時間―サイズの生物学 (中公新書)
この本は読むまで知らなかった非常に重要と思える情報が生物学の見地から書かれており、本の真ん中くらいまでは非常に面白かった。
この本を前半と後半に分けるなら、
前半はかなりの良著と言え、
後半はかなりどうでも良いと思った。
ただ、前半部分は読む価値あり。
必読。
人は一日にどれくらい移動するのが普通なのか、
自分の周りに何人くらいの他人が生活しているのが普通なのか、
そういったことが、生き物の体の大きさから研究され言及しているのが非常に判りやすく良かった。
生き物それぞれの体の大きさの意味がわかった。
体が大きいとはどういうことなのか?
逆に小さいとはどういう意味があるのか?
そういったことを再認識させられた。
シンメトリーな男 (新潮文庫)
この本に書かれていることが本当なら、
やっぱりこの世の中って言うのはかなりの大部分が、初めから決められてると言えるのだけど、
う〜ん・・コレだけではやっぱり無理がある。
如何にいろんな事が遺伝子によって決められているか?という事が分かるという意味では良い本だと思ったが、
やっぱりいろんな事象を当てはめていくと、
絶対じゃないんだよなぁ。
なんともいえない・・と言った読後の感想が残る。
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海辺のカフカ (上) (新潮文庫)
海辺のカフカ 上、下 村上春樹
その後読んだのがコレ、人気作家と言う事もあり、一時期話題になっていた小説。
これも上下巻で長い割には読みやすくてかなり速いペースで読めた。
読後にホンノリと切ないような感覚が残ってしまった。
つまり良い作品と言う事だ。
それは”臨場感に惹き込まれた”、と言う証拠なのだろうから。
ディティールを言うと、
あまり共感できない所や無理のあるところが多々あったが、
(トラック運転手が「プロレタリア」なんて言葉は普通使わないし、その時点でかなり冷めた部分もあった。
登場人物全てが非現実的なまでにインテリで、あり得ないインテリでハイソな理屈を常に捏ね回す、登場人物それぞれの出会い方、声の掛け方、口調)
全体的には凄く良かったです。
楽しめました。
このお話の中に出てくる登場人物を、自分の中では「誰」として配役するか・・と言う事を頻繁に考えてしまい、
その事をとっても僕がこの話にのめり込んでいた様が覗える。
良い作品だ。
その登場人物を「誰の様な人」と、仮定して読んでいる。
この本について書かれた他のHPでも、
映画化するならこの人!みたいな配役が読んだ人なりに記されていた。
共感できる部分もあれば、「それはどうかなぁ〜・・」と思うような配役もあって面白かった。
カフカが妻夫木くん、
コレはまぁ、年齢的に無理が有るけれどもキャラ的には良しとしましょう。
大島さんの兄役が渡部篤郎、コレは見事!と思った。
ちなみに僕の中では、ちょっとマニアックなのだけど、
以前仕事を共にした人なんかを当てはめて読んでいた。
そして、「佐伯さん」に関してはコシミハル嬢を、・・なんとなく投影して読んでいた。
経歴的にも少し無理が無いような・・。
一般的に言ったら吉永小百合と言った所か・・?
意外と岩下志麻も良いのかも・・。
年齢的に違うか・・?