元々政治とかに興味がなく、ノンポリ気取りだった僕も、こうして歳を取り、
だんだん世の中の欺瞞が許せないお年頃になってきた。
そういう世の中の欺瞞にいちいち目くじらを立てていたら嫌な事ばっかりになってしまうし、そういう欺瞞をいちいち挙げ連ねる様な人間にもなりたくないと思って今まではなるべく考えないようにしてきたが、よくしたもので、やっぱり歳を取るとそういうことが昔より気になるようになってきたことを実感する。
それに、そういう事はその問題の専門家がやればいいことで、僕には僕の役目や専門があるのだから・・・と言う風にも思ってきた。

では何が僕を“ルサンチマンタリスト”たらしめるのか?
歳のせいなのだらうか?

僕は選挙の投票にも行ったことが無く、
「選挙に行かないけどそのかわり文句も言いません!」と言うスタイルでこれまではやってきたが、さすがに昨今の世の欺瞞は目に余る。
だいたい、内閣総理大臣なんてものは、僕なんかじゃ想像もつかないような超超超天才のスーパーマンがやるものだと思ってきたけど、毎回毎回ことごとくどうしようもない馬鹿野朗がその職務についているところを見ると、こんな僕でも流石に憤りを感じずにはいられないのです。


今、世間一般で欺瞞と言えばやはり姉歯や小倉のカツラ・・・ではなく、
原発の問題と言う事になるのでしょうが、
それ以外にも、個人的に気付いてしまった欺瞞が沢山あり、
僕は最近、それを上手く消化できていないような気がする。

だいたい原発なんて物はテポドンが5〜6発当たってもぜんぜん大丈夫なように作られているのだと思っていたが・・・、なんという体たらくだろう。
人間って本当バカだね。

ただちに影響が出るものではないラオウ


で、
福島の原発の問題も酷いけれど、実は福井の高速増殖炉「もんじゅ」の方がもっとやばい事になっているみたい。
責任者が二人も自殺してるんだね。もう本当にヤヴァ過ぎるでしょ・・。
(福々原発問題と名づけよう)

マスコミ、電力会社の欺瞞、構図














あと、検察の欺瞞。
僕は少し思うところあって、いわゆる「ライブドア事件」について、
結構色々と調べて詳しいのだけど、堀江は確かにムカつく奴だが、
あれは完全に国策捜査というもので、本当に酷い判決だと思う。
ライブドア事件に関しては僕はかなり詳しいので、色々と言いたいことはあるが、キリが無いのでこの辺で止めておく。
以前このブログでもその欺瞞については少し取り上げていたので、
もう一度以下にそのリンクを張っておく。


欺瞞とかって、案外、既得権益に関係する事が多いから、
その気付いてしまった欺瞞をあまり詳しくは言わない方が身の為だと思うので詳しくは書きません。が、
普段意識しなかったり気付かなかったりするだけで、実はまだまだ世の中には本当に多くの欺瞞が渦巻いているのだと思う。

言いたいことも言えないこんな世の中じゃポイズンだと思いますが、
ホリエモンの実刑みたいな欺瞞も、実は太古の昔から営々と続いてきた欺瞞の様な気もする。
凄く大雑把に解釈すれば、安政の大獄とかもそうだと思うし、また、安政の大獄みたいなことが、結局現代でもぜんぜん普通にあるんだなぁと思ったのでした。

世の中は戦争とかがかなり少なくなって、昔と比べれば確かに欺瞞も減っているのかもしれないけれど、必ずしも徐々に良い方向に変化しているとは限らないのだろうなと言う風にも思いました。
相変わらずな部分も多々あるのだろうということ。


昨今はメディアの欺瞞も酷いと思う。
以前はテレ朝が特に酷く、その後TBSが酷くなったように感じていたが、
今現在はダントツでフジテレビの欺瞞が酷いし許せない。
むしろ最近はテレ朝、TBSは大分良くなって来たようにも思う。

先日読んだホリエモンの本に書いてあったことで、ああ、なるほどと思ったのは、読売の渡辺恒夫にしてもフジの日枝会長にしても、要するに創業者ではないサラリーマン社長という人種がいて、こういう人種がいかにクソであるか・・と言う事が分かった。
要するに僕は、サラリーマンとかサラリーマン的発想とか、
ひいてはサラリーマンを対象にしたようなサービスとか、
つまり「サラリーマン」と言う物が大嫌いと言う変わり者なのだなあと思った。

これまでの日本はサラリーマン天国であったろうから、僕の様なサラリーマン嫌いは肩身の狭い思いをして生きていかなければならなかったが、これからの世は果たしてどうだろうね。
フフフッ

これは僕の特権かもしれないが、最近はいたるところでサラリーマンに対し、
言葉は悪いが「ザマーみろ!」と思うよなシーンも多い。

ただ、ライフハックの一つとして、
学生が会社に就職するのは、新たな学校にお金を貰いながら通うようなもの・・と捕らえれば、サラリーマンの気持ちも少しは分かってくる。様な気もする。
最後にもうひとつ、最近感じた欺瞞について、追記部分に記そうと思う。
↓↓↓
ー追記ー

最近感じたもうひとつの欺瞞は、オサマ・ビン・ラディンの死について。

死体があるなら絶対にそれを公表して誇示するはずだし、死体やその写真があるのにそれを出さないと言う事はどう考えても考えにくい。
無いからこそ、海に埋葬しただの、イスラム教徒の心情を配慮して・・・なんて言っているのだ。
けれども、オサマが死んだということも事実だろう。
米軍はオサマを殺害したと発表したからには、
あとから「はあ?何言ってんの?俺まだ生きてんだけど!」
とか言ってオサマ御本人様のご登場・・・という事になったら面目丸潰れでしょう。
だから米軍は「確かにオサマが死んだ」という情報をつかんだのでしょう。
しかし、アフガン征伐や中東への侵攻の大義名分が、
「9,11の首謀者オサマ・ビン・ラディンを打て!」だったのだから、
それが「実は胃癌かなにかで知らぬ間に病死してました」では示しがつかない。
「ついに米軍が憎き敵を打ち負かしました!! めでたし、めでたし・・」という最後にならないと収まらない話になっていたはずだ。

だから、

・米軍はオサマを殺害していない。(できなかった。少なくとも死体を回収できるような環境はなかった。)

・オサマは死んだ。


この二つは事実だろう。
以前、ハワイ旅行で、ハワイ名物「実弾射撃」をやったのだが、
そのとき「的」は別料金になっており、

5ドルなら普通の的。
10ドルならハワイの風景写真の中に的が描いてある記念品になりそうな立派な的。
15ドルならオサマ・ビン・ラディンの上半身の写真。

という設定になっていたのには驚いた。
最近、それを思い出した。


ああ・・、あともうひとつ欺瞞と言えば、
「夢は信じていれば叶います!!」的な成功者の発言の欺瞞。
本当に誰でも夢が叶うのなら、
この世の中は金メダリストだらけになってしまいます。
男は皆プロ野球選手。女は皆女優になっているかもしれませんね。