そろそろ今年も終わりです。

今年の漢字は「北」だそうだが、・・・、

僕の今年は「痛」「沈」と言ったところか。
とにかく今年は自分史上、最も痛い経験を更新した。
これまで、僕が生きてきた中で一番痛かった経験は、歯茎に埋まった親知らずを(歯茎を切開して出した状態にして)砕いてから欠片を一つずつ取りだすという施術を行った時の後の痛みであったが、その時の痛みを軽く超えた痛みを今年は味わった。というかそういう激痛に耐え続けた一年間だったといっても過言ではない。実に丸二か月の間、ロキソニンは勿論、歯医者で処方可能な薬の中で最も強い鎮痛剤がボルタレンらしいのだが、ロキソニンとボルタレンを飲みまくっていた。もうモルヒネを一気飲みで飲み干したいくらいの痛みがずっと続いていたのだ。ていうかもうマーシトロンを発動させてくれ!というくらいの痛みだった。
歯の痛みだけは耐えて耐えられるものではない!と今まで思っていたし、だからこそ、ホームレスの人とかが虫歯になったらどうするんだろう?と思っていたが、今回の自身の歯の痛みでその辺の事も理解が進んだ。痛みというものは限界を超えると流石にマヒしてしまうというか、最大限の痛みというものがあって、それを超えるともう「痛みのストップ高」みたいになって麻痺してしまうのだと分かった。頭おかしくなるレヴェルの痛みである。
それ以外にも、様々な痛みを味わった。今現在も何故か足底筋膜炎という様な症状に陥り、ろくに歩けない。おそらく足の裏の筋肉が肉離れを起こしたような状態で、この「肉離れ」みたいな症状は僕の持病の様なものであり続けてきたので、まあ、またか・・・。みたいな感じではあるし、その内ねんざが治る様に治るだろうと心配はしていないが…。
ただ良くなっている部分もあるんだよね。昔と比べてそのねんざみたいな症状も原因が分かって大分無くなってきたし、頭痛や腹痛も同じで、昔と比べたらかなり少なくなっている。

それから、直接自分の事とはあまり関係がないことだが、
やっぱり今年の世の中の景気はおかしい。何かがおかしい。

僕は相場もやっているし、大衆に広くリサーチが出来る様なサイトもやっているので、
こういう世の中全体の景気というものには(ファンダメンタル関係なく)非常に敏感で、肌に感じていて詳しい。そんな僕が思うには、ここ3年間くらいの世の中の景気の停滞、低迷は異常事態だと思っている。
為替相場については一昨年も記したが、もうここ3年間、ろくに動いていないのだ。
2015年は変動相場制が始まって以来の最低の値動きを記録した!と以前、書いたが、2016年だって同じこと。全体的にはトランプ相場で大きく動いたように見えるが、それ以外の時は殆ど微動だにしていなかった。そして今年、2017年は2015年の最低低ボラ記録とほぼ同じタイ記録である。流石にこれはおかしい。
今調べなおしてみたら、2011年もほぼ動いていない。つまり事の始まりは2011年くらいからおかしくなってきていたのかもしれない。その後、アベノミクスで12,13,14、は良かったが、15からいよいよおかしくなったといった感じか。

為替相場以外の事についてもそうなのである。
人々の活気みたいなものを全然感じられなくなっている。
昔、人がいた場所に今は人がいない、閑散としているということは、その物事が廃ったという意味ではよくあることだし分かるのだが、そういうことで言えばこの世の中のすべての物が廃ってしまっているかのような停滞なのである。少なくとも僕はそれをヒシヒシと感じている。
問題だと思うのは、世の中の殆どの人がこの異常現象に気付いてすらいないし、気付いていてもどうすることも出来ないし何も対策しようとしていないことであると思う。
全ての事が僕の杞憂なら良いと思っているが。

話変わって

最近、YouTubeでヒャダインのドキュメンタリーを見たりして、あの界隈の人達、最近の若手の作曲家やミュージシャンという職業の雰囲気を知ったのだが、もうなんだか全然僕の若い頃の業界とは違っていて、なるほど、今はそういう感じなのか…。と、これも理解が進んだ。
主に中田ヤスタカ、ヒャダイン、ゲスの川谷絵音、sasakure.uk、米津玄師などの人達の事なのだが、悩みに悩んで曲を作る芸術家!という感じでは全然なくて、もっと商業的なものだし、上記の本人達も芸術家として、アーティストとしてやっているのではなく、あくまでも商業的に、且つ、作曲職人、作曲のスペシャリストで元々創作気質が非常に高いというか、ある意味サラリーマン的にやっているというか、暇さえあれば何か作ってしまう系の、なんていうか、そういう人種なのだなと思った。そして、才能のあるとか無いとかっていう話は、要するに何でもいいから物を量産できる体制を築けた人の事と同義であるといっても過言ではなく、彼らは元々、何はなくとも物を量産するタイプの人なのだなと。また、そうでなければ商業的に成功しないし使い勝手が悪いので成功しないのであろう。これは作家・小説家などにも言えることだが、川谷絵音に関しては1曲作るのに30分なのだそうだ。ヒャダインは1曲仕上げるのに平均6〜7時間で、多い時は月に30曲作るのだそうだ。エンジニアでありスペシャリストなのだけれど、ヒャダインなどを見ると「ももクロ」のプロデュースなどもやっているのでジェネラリスト的なことも少し出来る人なのだろう。
そこへ行くと僕はどうだろうか?寡作なのは言うまでもないが、僕は真逆で、本来はジェネラリストだけど、少しだけ作品も自分で作れる…、スペシャリスト的なことも少しだけ出来るジェネラリストである。。
まあ、何事も量稽古をこなさないとダメだよね。
あと、何事もベートーベンみたいに悩んでちゃダメだよね。
悩んで手が止まっている様じゃ全然ダメだ。

だからねー、僕はつくづく思うんだけど、ヲズニアックみたいな優秀なプログラマーと組みたいし、組めたら最高だろうなと思う。運が無くてそういう人と出会えていないのがイカンと思う。
「自分は技術はあるけどアイデアが無い。ヴィジョンが無い」という人がいたら是非ご連絡を。
適材適所です。僕と組みませんか?