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たいして青春らしいエピソードなど無く、
ただボ〜っと今日まで生きて来てしまった者にとって
あなたにとっての青春は?
と仮に聞かれたとしても(そんなことを聞かれる状況なんて普通無いが・・)
・・・・・。
繰り返しになるが、
たいして青春らしいエピソードは無いので答えようが無い。
けれどももう一度自分の胸に手を置いて
「自分にとっての青春」とは何かを考えてみるに、
それは僕にとって
「東京で一人暮らしをしていた頃に夢中になって見ていた番組」
が、そのまま自分の青春なんじゃないかと最近思う。
情けない話だ。
福本伸行の漫画「最強伝説黒沢」の中にそんな話があったが、
もう少しリアルな世界で活躍したかったものだ。
 
でも、TVジャンキーの現代人なら往々にしてそういう事はありえる。
いや、多いんじゃないか?そういう人。
僕にとっての青春の番組は、
NHKの「ソリトン金の斧銀の斧」、「ソリトンSIDE B」
「よい国」、 そして「文學ト云フ事」     (殆ど緒川たまき絡みだな・・・。)
今でもビデオに撮っておいた総集編とかを2ヶ月に1回の割合で見ている。
我ながら根暗な話しだなぁと思うが、そうなのだから仕方が無い。
いろんな意味で切なくなる。w

もう、10年も前に放送された番組だ。
メランコリックでノスタルジックな思いが、けれどもプリミティブによみがえる。
見る度に思う。何故だか凄く切ないのだ。
少し甘酸っぱくて苦しい様な、それでいて魅力的なこの感覚は何だ?
・・・。そうか・・。これが青春ってものか・・。
それらの番組を食い入るように見てたって事が僕にとっての青春。

本文でも少し触れたが、上記の番組は今でもカルト的な支持を受けているらしく、「文學ト云フ事」、「よい国」に関してはスカパー・フジテレビ739にて最近再放送されたほどだ。

同じ様な物が好きな人が沢山いることに、単純に嬉しい。

このブログ内で何度か出てくるゲーム「クーロンズゲート」にハマって、
一時期、家にこもってプレイしていたという事象も、
発売から10年経ってはいるが、今でもカルト的な人気を保ち、
プレイしたそれぞれの人の「青春に似た幻想」となっているのだと思う。

亡霊の様でもある。w


写真は「文學ト云フ事」の中の井出薫。
この番組がきっかけで、名プロデューサー片岡K氏と結婚。
片岡K、ホント オモロイ番組作るなぁ

いや〜〜 写真見ただけでジ〜〜ンと来るわ・・。

ま、結論としては、青春云々よりも、結局「サブカル好きにはたまらない物」の紹介になってしまった。

ブログって難しいな・・orz