
今日も良いCDの紹介
メチャクチャ歌うまいです。
久しぶりにこういった良質のポップスにめぐり合えた。
LD&Kというメジャーなインディーズレーベルから
『故郷〜ふるさと〜』
と言うアルバムを1枚お出しになっていらっしゃる。
現在は福岡を拠点に活動しているらしく、
ライブなども行っているようだが、
さすがに東京からでは見に行けない・・。残念。
福岡に住んでいたらそういったライブも是非見てみたいと思うほど良いアルバムであった。
福岡の方言を使った独特の凄く良い詞で、
その響きは他に無い不思議な魅力がある。
地方にもこうした凄い才能が存在する良い時代になったなぁっと言いたい所だが、
確かこの方、いや、この子、福岡県→堀越学園出身だった気がする。
そういう意味でもとにかく本格派なのだ。
微妙に裏声になったり地声に戻ったりと、
声の微妙な揺らめきが見事に表現され、
まったくこの人の歌の上手さには本当に聞き入ってしまう癒し効果があると思う。
(f/1のゆらぎと言うやつだろうか・・?)
曲は全6曲。
どれもこれもすばらしい。
そしてどこかせつなく、心の琴線に触れてくる。
同じレコード会社のガガガSPの曲を2曲カバーしているのだがこれもまた良い。
大賀勇気は「勇気」という、ボーイッシュなニュアンスのする名前だが、
ガガガSPのカバーは正解だと思う。
と言うのも、僕は普段から女性ヴォーカルの「僕」という一人称で歌われる曲と言うのが非常に好きだ。
僕と言う一人称の歌詞の歌は、男が歌うよりも女性が歌った方がグッと来る何かがある。
実は本家ガガガSPの「線香花火」を聴いた事がないのだけれど、
きっと本家よりも良い仕上がりになっているのではないかと容易に想像できる。
もう、半端じゃなく良いのだ。
聴く度に涙が出る程せつない歌詞と、そして超絶的な歌唱力。
1曲目のFurusatoは、第一興商"cyber DAM"にて歌う事が出来るようで、
・・・・。
歌ってみたくなる。
自分が実際に歌ったら凄く気持ちが良いだろうなと思えるメロディーラインなのだ。
「声を出す」と言う気持ちよさを純粋に感じるし表現できていると思う。
そういう意味ではかなりプリミティブな所もあり、
ディープフォレストなんかとも意外にシンクロするのかもしれない。
(このアルバムはディープフォレストの様にサイバーな物ではない)
(だからTB−303とか使っているわけではない。(笑))
(主にピアノである。)
良質なポップスを求め探しているのならこのアルバムは必聴である。
http://www.ldandk.com/ldk/fla_new.html
ー追記ー
そう言えばディープフォレストのメンバーが元ちとせの歌声に魅了されてアルバムに元ちとせの歌を起用したのだそうで、
そんな所と、ディープフォレストのファースト「アフリカンコーリング」と
「ワールド・ミックス」の中で歌われているピグミー族の歌と言うのが確かあったけれど、そういった声の裏返りの絶妙な気持ちよさがこの大賀勇気の歌にはある様な気がしました。
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